「博物館の楽しみ方が全く分からない」
「春田英樹さんから博物館について学びたい」
「春田英樹さんの経歴について知りたい」
博物館は学術的な資料や美術品などのを購入、収蔵や展示を目的した施設のことで、扱われる分野は多岐にわたります。
資料や美術品などは購入以外にも、寄託されたり寄贈といった形で収集されることもあります。
施設には保存や修復といった扱いに長ける専門の職員が在籍しており、研究を行う学芸員と共に活動しています。
展示はあくまでも業務の1つに過ぎないので、資料や作品を鑑賞するだけの施設と考えるのは間違いです。
目次
春田英樹さんに聞く!博物館が取り扱う分野
気になるのは扱う分野ですが、自然史や歴史に特定の民族や美術全般、芸術や科学、技術や交通に関する施設もあります。
また軍事や平和も博物館の定番の分野ですから、興味のある分野に合わせて選んだり、足を運んで鑑賞することができます。
鑑賞に料金が発生することが多いですが、これは利益の追求というよりも、設備の維持管理を目的とするところが大きいです。
確かに鑑賞にはお金が掛かりますが、代わりに得られる知識や体験の価値は時に価格以上のものになると思われます。
大切なのは博物館がどういう施設なのか理解すること、何が得られるか期待できることを把握してから、資料や作品を鑑賞する姿勢です。
受動的にただ見て回るだけでも意味はありますが、しかし興味を持って知識を吸収しようとしなければ、得られるものは限られてしまうでしょう。
折角お金を支払い時間を使って見て回っても、感動が少なければ頭に残る記憶も少なくなってしまいます。
興味を持って能動的に知識を吸収しようとする、その姿勢を持てる人にとって最も価値ある施設となるはずです。
英語におけるミュージアムには美術館も含まれる
ヨーロッパでは16世紀頃から世界中の珍しいもの、面白いものを集めて展示していた歴史があります。
元々は収集が主な目的だったようですが、収集されるものに絵画や彫刻も含まれていたことから、美術品の収集や展示にも繋がったわけです。
ちなみに日本語では美術館と分けて考えられていますが、英語におけるミュージアムには美術館も含まれます。
アメリカでは教育や公共性が重視されている傾向で、積極的に作品を展示したり誰でも見られるようにオープンに公開しています。
中には個人で収集した作品を公開する私設の施設もあるくらいなので、改めてアメリカは文化が根づいている国だと分かります。
日本語の博物館という言葉と歴史
一方、日本は神社仏閣が歴史的に同様の性格を持ち、役割を担ってきたといえます。
日本語の博物館という言葉は、江戸幕府の文久遣欧使節に随行した市川清流が、イギリスの大英博物館を意味するBritish Museumから取って訳したものといわれています。
それから作品を収集、展示する機会が日本でも広まり定着して、慶応3年にはパリ万博にも出展したほどです。
施設の建設が本格化し始めたのは明治時代以降のことで、明治5年のウィーン万博に出品する為に設けられた、湯島聖堂博覧会が日本で最初の施設とされます。
急激に増えたのは1975年になってからで、1988年にはラッシュが始まり1980年代後半のバブル期にピークを迎えました。
バブルが弾けた以降は転じて減少傾向を見せましたが、近年はマンガやアニメを扱う新しいタイプの施設がオープンしています。
何にでも興味を持つ好奇心が旺盛な人ほど楽しめる可能性が高い
博物館というのは面白いもので、楽しめる人にとってはあっと言う間に時間が過ぎるどころか時間が足りないほどですが、つまらない人にとっては退屈で苦痛に感じることすらあります。
その違いはやはり鑑賞の姿勢によるもので、春田英樹さんのように何にでも興味を持つ好奇心が旺盛な人ほど楽しめる可能性が高いです。
逆に、何を目にしても刺激を感じない人には、好奇心をくすぐるものがないことから、退屈でつまらなく感じられるでしょう。
何の情報もなしに施設に足を運ぶのもありですが、失敗したくないのであれば、予め施設の情報や展示の内容を確認することをおすすめします。
そして1つでも興味が持てそうなものがあれば前向きに検討する、全く興味が持てなさそうであれば他の施設を検討するのが良いです。
料金を高いと思ったり、時間を有効に活用できそうにないと思ったら、鑑賞そのものを見直すのが無難です。
お金を払って時間を使って得られるものが何もなければ、それは浪費であって苦痛しか残らなくてもおかしくないからです。
子供が鑑賞に前向きで、親がそれほど興味を持てない場合は、保護者が子供に合わせることになります。
これもやはり苦痛を感じる可能性はありますが、子供の好奇心を大切にすることを心掛ければ大丈夫です。
まとめ
作品ではなく子供が鑑賞する様子を見て、何に強い興味を示すかを観察したり、どういった分野に興味を持っているか知ることを目的にすれば苦痛は少なくなります。
重要なのは好奇心を尊重すること、それと頭ごなしに否定しない2点です。
1つも興味が持てない人でも、見方を変えれば急にワクワクしたり、鑑賞が面白くなってくることは十分にあり得ます。
結局のところ、鑑賞方法を知らないだけというケースが多いので、経験を増やせばいずれ楽しく見られるようになります。
(参考:春田英樹ジェイレックス)
最終更新日 2025年6月9日