生活

川上さんのような写真家を目指す人が知っておくべきこと

2021年7月9日

川上智幸氏のような写真家になりたいと考えているのであれば、まずはこの職業についての基礎的な知識を身につけておくことが大切だと言えます。
カメラマンの仕事を想像するときに、どのような働き方を想像するかは人によって違うはずです。

カメラマンの仕事

雑誌をつくるためにモデルの写真を撮る人を想像する人もいれば、フォトスタジオで家族写真やキッズ写真を撮る人、報道のために事故現場などの撮影を行う人や紛争地帯の写真を撮る人を思い浮かべる人もいるでしょう。
どれも写真家の仕事に変わりはありませんが、目指すものによって働き先や契約方法が大きく違ってきます。
新聞社や出版社、デザイン会社や広告代理店で撮影の仕事を行う場合は正社員で採用してもらえる可能性がありますが、アート目的の撮影を行っている場合は正社員としての就職が難しいです。

商業用写真とアート写真

商業用写真の場合は正社員もしくはフリーランスのいずれかの働き方を選んで撮影することができますが、アート写真の場合はフォトコンテストの賞金や写真販売の収益などを得ながら個人事業主として働くことになるでしょう。
仕事を定期的に受け取ることができる商業用写真は安定した収入を期待しやすいですが、アート写真の場合は知名度が上がるまでは稼ぐことが難しいですし、安定した収入が得づらいと言えます。

いきなりプロの写真家として独立することは難しい

気をつけておかなければならないことは、いきなりプロの写真家として独立することは難しいということです。
基本的には指導が受けられる環境に身を置き、実績をつくってから独立をすることになります。
実績をつくる過程でポートフォリオを充実させ、知名度を高めてから独立することになるでしょう。
会社に正社員として在籍し続けたいのであれば、先輩から指導を受けながらスキルを身につけ、そのままそこで働けば良いですが、独立したい場合はスタジオなどで経験を積んでからフリーランスとして働くことになります。
近年ではクラウドソーシングなどで写真撮影の依頼を受けたり、ネットサイトで販売を行ったりすることができるので、誰でも簡単に写真家になれると勘違いしている人も少なくありません。
ですが、実際には選ぶ働き方によっては収入を安定させることが大変なこと、独立するためには下積みが必要となることを理解しておく必要があります。

まとめ

写真家に憧れたり、この職業を目指したりする人は非常に多いと言えますが、こういった特徴があることを知った上でこの仕事をするための努力を重ねることが大切です。

川上智幸の酒場放浪記

最終更新日 2025年6月9日