今では電化製品は、われわれ一般人にとっても生活に欠かすことが出来なくなりました。
炊飯器からエアコン・テレビ・電話など、毎日必ず一回以上は利用をしておりどれか一つでも欠けると日常生活に大きな支障をきたします。
これらを使うためには必ず電気が必要なのはどなたでもおわかりでしょう。
家電一個でコンセント一個を使うわけですが、マンションや戸建て・アパートなど住まいのスタイルが異なっていても、電源コンセントの個数までは変わりません。
大半が一つの部屋で一個のコンセントとなっていて、現在のライフスタイルでは非常に数が少ないものです。
それを補うためのアイテムが家電量販店やネット通販で販売されていて、一般的にはスイッチング電源と呼ばれています。
そこでここでは、この電源の概要や活用の仕方を詳しく解説していくことにしましょう。
一人暮らしから大家族で生活をなさっている方にも対応しているので、いろんな方に役立つ情報です。
ここでしっかりと内容を学んで、賢く家電を利用していくことをおすすめします。
スイッチング電源とは
まずは簡単に、スイッチング電源とは一体どんなものなのかを見ていきます。
1970年代に国内の大手電機メーカーが開発したアイテムで、ひとつのタップと呼ばれるボックスに2個から5個程度のコンセントを取り付けているものです。
当時は延長コードという名前で呼ばれていて、おもに電気ストーブやコタツに活用されていました。
まだこの時代はさほど多くの家電が普及していたわけではないので、各アイテムに備わってるコードが短いのを補うために利用されていたわけです。
約1メートルから2メートル程度のコードが付いていて、銅線の周りを塩化ビニールで覆っているのが特徴となっています。
容量は最大で1500wまでとなっており、それ以上の消費電力を有するものを接続すると発火する恐れがあります。
1970年代はまだ一般に電気の知識が普及しておらず、誤った使い方をする人が急増しました。
これにより火災の発生件数が多くなり、日本工業協会では一時期はスイッチング電源の使用を制限する事態となったほどです。
第二世代から差し込み口が10個以上と大幅に増量される
また、販売店にも指導をおこない、購入なさる方に対してしっかりと商品説明をするように義務付けました。
1980年代になると、一般家庭にもたくさんの電化製品が普及をしていきます。
エアコンは一家に一台の時代となり、テレビやゲーム機・ビデオなどは一部屋の一台になりました。
それでも各住まいに備わるコンセントの数は1970年代と変わることがなく、差し込み口が少ないと思われるようになったわけです。
ふたたびスイッチング電源が脚光を集めるようになった時期で、この第二世代から差し込み口が10個以上と大幅に増量されました。
またこの時代から半導体も登場したので、半導体チップの制御による電流超過を防げるようにもなったわけです。
以前のような火災事故が発生することもなく、安全に使用できるようになりました。
賢くスイッチング電源を活用するコツ
ではここからは現代社会の各家庭で、賢くスイッチング電源を活用するコツを見ていきましょう。
通常のご家庭あれば、リビングにもっとも多くの家電が設置をされます。
大型液晶テレビからDVDレコーダー、電話やFAXがそれにあたり、さらにエアコンやサーキュレーターもあるでしょう。
10台以上の家電を一斉に使用すると約2000kwの電流となるので、電気代も毎月5万円ほどは必要です。
でもよく考えてみましょう。
DVDレコーダーやエアコンは24時間使うものでしょうか。
映画を見たい時にだけレコーダーの電源をオンにするのが一般的です。
エアコンも春や秋といった過ごしやすい季節は運転をしません。
つまり24時間電気を供給する必要はないというわけです。
使う時にだけ電気を送るようにすれば、無駄な電気代を支払う必要もありません。
簡単に電気をシャットダウンさせられる
毎回コンセントにコードを差したり抜いたりするのは面倒ですが、スイッチングタイプの電源であれば簡単に電気をシャットダウンさせられます。
設置場所で理想的なのは壁で、いつでも誰でも扱える目立つところに置きましょう。
このアイテムは夜間でもスイッチの場所がわかるようにランプが点灯します。
暗くて見えないという心配もないので活用しやすいです。
購入する場合は設置されている家電の個数よりも多いものを選ぶのがコツです。
先述した通り半導体チップが備わっているので、たくさんのコードを接続しても安全に活用できます。
一般家庭で4人家族であれば、20個程度の差込口のスイッチング電源にすることをおすすめします。
大手家電量販店なら一個1980円程度で販売されていて、さほど高い商品ではありません。
まとめ
ネット通販ならコードケーブルの長さもたくさん用意されている商品があるので、より選択肢が増えます。
現代の家庭には必須アイテムともいえるもので、積極的に導入をしましょう。
一人暮らしでも利用し甲斐のあるアイテムになっています。
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最終更新日 2025年6月9日